会員紹介


 



黒松内ぶなの森自然学校
[013] 2006.07UP

 
町の面積の8割以上が森林で、ブナが自生する北限としても有名な黒松内町。 1998年環境庁(当時)などが進めた自然体験型環境学習拠点(ふるさと自然塾)事業の一環として設立されたのが「黒松内ぶなの森自然学校」です。元・作開小学校の校舎を拠点に活動しています。同校では「自然体験型、地域産業体験型学習プログラム事業」の推進、「自立、自律した、次代を担う人材」の育成、「子どもを中核とした地域交流促進事業」の展開を主要事業の柱としています。

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 主催する事業のひとつに、子ども事業(遊びを通して学ぶイエティくらぶ、長期休暇を利用するキャンプ、山村留学)があり、2005年度の自然学校利用者は、述べ5000名を超えます。これらの活動では、大人も真剣に遊びに取り組みます。そうした中で、子どもたちは自然とのふれあいを深めながら、人と人との関係をつくる力を身につけていくそうです。

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 その他、黒松内の豊富な自然や地域の人と触れあうエコツアー、人材育成や研修事業、各種講演をなど活動は幅広く、楽しくためになる行事のファンが年々増えてきています。 自然学校運営委員長の高木晴光さんは黒松内の良さをこう語ります。「ここには山があって、森があって、川があって、少し移動すれば海がある。わずか半径10kmほどの地区に多様な自然が揃っているんですよ。ツアーをしているとき、私たちが話をしなくても回りの自然が「間」を作ってくれる。素晴らしい場所です」。

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   近年力を入れているのは、地域に住む人たちとの交流と大人の居場所づくりです。「今、地域の子どもたちの送迎を手伝っているんだけど、地域の中での役割を見つけることが大切」と、高木さんは言います。今までの活動の中で培った地域との関わりを、より深めていきたいそうです。

(2006年7月取材の内容です)



自然体験村 活動風景




団体データ

●名称
黒松内ぶなの森自然学校  詳しくは→会員団体概要

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