特定非営利活動法人 北海道市民環境ネットワーク設立趣旨書


1.趣旨

環境の世紀といわれる21世紀、地球規模で進行する深刻な環境問題を解決するため、国際的なレベルから、私たち個人個人に至るまでのあらゆる段階での取組みが求められています。 

私たちの住む北海道においても北海道環境基本条例」を制定し、「良好な環境を保全し、快適な環境を維持し、創造することにより、環境への負荷の少ない持続的発展が可能な循環型の社会をつくり上げる」ことを目指すために、道民ひとり一人の取組みや企業の活動が期待されています。

  このような中、北海道では多くの環境問題に取組む市民ボランティア団体などが、地域に根ざした活動で、様々な成果をあげています。しかし、これら市民による活動は、人材や資金、組織運営などといった多くの課題や悩みを抱えることも少なくなく、思うような活動の展開や十分な成果が得られない状況も見られます。
 
 そこで、道内の各団体の基盤を強化し、活動の活性化を図るためのネットワークづくりが必要と考え、2002年から任意団体「北海道市民環境ネットワーク」を設立し、ホームページや機関紙による情報提供や、団体間の情報交換や有機的なつながりの場づくり、各種セミナーや講演会の開催等、支援事業を進めてきました。 また2004年より環境啓発活動として「ラブアース・クリーンアップin北海道」(全道一斉ゴミ拾い運動)に取組んできました。

  これらの活動をとおして会員数は順調に増加し、また行政や社会との関わる機会が増加するなど、当該ネットワークの社会的役割及び責任が大きくなってまいりました。この法人は、北海道のめぐみ豊かな自然環境を、子どもたちの未来へ引き継ぐために、環境保全に取組む市民活動のネットワークを築き、環境保全団体の基盤強化及び支援を行うとともに、企業及び行政とのパートナーシップの構築を図り、北海道の環境保全に寄与することを目的として、特定非営利活動法人の設立を申請いたしました。

2.申請に至るまでの経緯

 2002年11月9日札幌市において任意団体「北海道市民環境ネットワーク」設立フォーラムを参加者132名で開催し、会員数52(24団体、3企業、25個人)で発足しました。 その後会員数は2003年63(29団体、4企業、29個人)、2004年70(33団体、6企業、31個人)、2005年96(42団体、8企業、46個人)、2006年102(47団体、8企業、47個人)、2007年現在105(52団体、7企業等、46個人)となっています。

 2006年5月22日、2007年度に特定非営利活動法人認証申請することが議決され、設立準備を進めてきました。2007年5月27日16時40分より設立総会を開き、特定非営利活動法人認証申請に係る定款、事業計画等について提案し、審議の上決定しました。

2007年7月19日
特定非営利活動法人 北海道市民環境ネットワーク




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